ソリューション / 系統連系システム

系統連系型風力発電

風力発電を現場の電力利用に結び付けます。MARSTONは、プロジェクトに応じた電動ヨー制御風力発電機、コントローラー、電力変換機器を供給します。風況、現地の電力需要、電力会社の連系要件を確認したうえで、機器構成と設置範囲を決定します。

端子台、配線、回路保護部品を備えた電装盤。
機器参考写真 / 電装盤の詳細。

01 / 適用条件

現地の条件から、系統接続まで。

商用電源のある農場、作業場、産業施設では、風力発電が役立つかどうかは発電する時間帯と電力の利用方法で変わります。風力発電機を選ぶ前に、次の3点をご確認ください。

01

予定タワー位置の風況

測定高さと測定期間を含む風況データに、地形、障害物、タワー予定位置の情報を合わせて検討します。広域風況マップは初期評価に役立ちますが、機器選定には設置場所そのものの詳細な確認が必要です。

02

需要と許可される逆潮流

発電の時間帯と現地の電力消費を比較します。時間別負荷データがあると、自家消費される電力と余剰電力を区別できます。余剰電力の価値を見積もる前に、逆潮流の上限と適用される計量方式を確認します。

03

実現可能な系統接続

電力会社、連系点、現地の申請手続きを特定します。必要な電気特性、保護基準、機器資料を早期に収集し、変換器の選定と予算検討に反映します。

02 / システム機能

系統に適合する電力への経路を明確に。

系統連系型風力発電システムは、風力発電、風車制御、電力変換、許可された現地接続で構成されます。電気設備の仕様決定では、これらを合わせて検討する必要があります。

  1. 01

    風力発電

    現地の風況と運転条件に適した風力発電機を選定します。発電量は定格出力に運転時間を掛けて求めるのではなく、対象機種のデータと出力曲線を用いて推定します。

  2. 02

    風車制御

    選定した風力発電機のコントローラー、センサー、運転状態、保護インターフェースを定めます。制御機能と、必要に応じた余剰エネルギー消費機能が、採用する電力変換機器とどのように連携するかを文書化します。

  3. 03

    電力変換

    変換器の入力を風力発電機とコントローラーの構成に、出力を必要な接続条件に適合させます。各接続部の電圧、周波数、相構成、定格を明確にします。

  4. 04

    現地設備・電力系統との接続

    電気設計では、開閉器、電気的切離し、接地、保護、計量、連系点を特定します。運転と逆潮流は、電力会社が承認した条件に従います。

機能を示す概要図であり、配線図ではありません。最終的な機器構成はプロジェクトごとに決定します。

03 / 機器・責任分担

見積内容を具体的に。

必要な機器、接続条件、資料に基づいて供給明細を作成します。風力発電機器の範囲と、現地工事・電力会社側の責任範囲を明確に分けます。

01

電動ヨー制御風力発電機

現行ラインアップはFD5-5KW、FD7.5-10KW、FD10-20KW、FD12-30KW、FD14-50KWです。5、10、20、30、50 kWの各機種を、設置条件と必要な機器範囲に照らしてご検討ください。

02

コントローラー・変換器

風力発電機、コントローラー、変換器は個別の供給品としてご相談いただけます。見積には、選定品ごとの仕様、電気的接続条件、対応を想定する運転構成を明記します。

03

タワー・現地工事

タワーの供給はタワー業者と調整できます。基礎、構造検討、揚重、ケーブル敷設、現地電気工事の責任分担をプロジェクト範囲で明確にします。

04

資料・試運転

適用仕様、接続図面、設置情報、試運転の責任分担を合意します。仕向地で必要な資料をお問い合わせ時に挙げていただくと、提案機器への適用可否を確認できます。

04 / 検討に必要な情報

設計を決める情報をお寄せください。

お問い合わせの際に、以下の情報をお送りください。計画初期の段階でも、既存の図面や機器仕様書が参考になります。

  1. 01

    設置場所・風況

    国・所在地、風況記録と測定高さ、地形と近隣障害物、タワー予定位置、搬入・設置の制約。

  2. 02

    電力供給

    接続電圧、周波数、相数、予定連系点、既存の単線結線図、電力会社名、入手済みの連系要件。

  3. 03

    電力消費・逆潮流

    電気料金明細または消費電力量記録、可能であれば時間別負荷データ、稼働時間、予定する自家消費、許可される逆潮流条件。

  4. 04

    供給・納入

    希望する風力発電機の規模または計画目標、必要なコントローラー・変換器の範囲、タワー手配、現地施工業者、必要資料、日程。

05 / 技術に関するご質問

系統接続の前に。

系統連系型風力発電機は停電時も施設に電力を供給できますか?

系統に接続しているだけでは、停電時のバックアップ電源にはなりません。停電中に負荷へ給電するには、適切な機器と電力系統からの切離しを備えた構成を別途設計する必要があります。停電時のご要望は最初のお問い合わせでお知らせください。

余剰の風力発電電力を系統へ送ったり売電したりできますか?

逆潮流の可否、計量方式、売電の可否は、電力会社との契約と現地規則により決まります。事業性の評価には、実際の接続に適用される条件を使用してください。条件が確定する前に余剰電力の売電価値を計上することはできません。

電力会社が逆潮流を認めない場合はどうなりますか?

制限内容と電力会社の要件をお知らせください。発電、現地需要、制御、保護を組み合わせて条件を満たす方法を、プロジェクト担当者が検討する必要があります。逆潮流禁止への対応はシステム設計上の検討事項であり、風力発電機の定格出力から判断できる標準機能ではありません。

既存の系統連系変換器を使用できますか?

メーカー名、型式、入力制限値、制御要件、承認資料とシステム図をお送りください。風力発電機の出力とコントローラー構成が対象変換器に適合する必要があります。他の発電機や太陽光発電に使用した機器が、この風力発電システムにも適合するとは限りません。

5、10、20、30、50 kWのどれを選べばよいですか?

現地の風速分布、対象機種の性能情報、想定損失、負荷特性を比較します。そのうえで、連系制限、設置要件、余剰電力の許可された用途を確認します。定格出力は選定条件の一つであり、年間発電量や電力消費を賄う割合を示すものではありません。

設置場所に合った系統接続。

系統連系型風力発電を計画する。

所在地、風況情報、電力消費パターン、電力会社の要件をお知らせください。ご要望に合わせて風力発電機、コントローラー、変換器の供給範囲をご相談いただけます。