ケーブルが長くなっても風の強い場所に風車を設置すべきですか?

小型風力 / 購入前の疑問

設置場所と運用

ケーブルが長くなっても風の強い場所に風車を設置すべきですか?

簡潔な回答

風を受けやすい場所なら長いケーブル経路に見合う場合もありますが、計画全体を比較する必要があります。各ローター位置での発電量を見積もり、電気経路、設置費、保守アクセスを加味してください。最も近い場所が最良とも、風が強そうな場所が施工可能とも限りません。地点を変えて比較するときは、風車と電気出力の評価範囲を統一します。

個別の損失率より、実際に届けられる電力量を比較する

次はMARSTONの予測ではなく仮の比較です。地点Aの経路損失前の発電量が10,000 kWhで、98%が届けば9,800 kWhです。地点Bは11,200 kWhで、96%が届けば10,752 kWhです。この例では、Bの損失率が大きくても、届く電力量は952 kWh多くなります。

結果は発電量と損失の仮定で変わります。ケーブル設計者が実際の電圧、電流、導体、経路、運転状況を評価する必要があります。ケーブル長だけで損失率を決めないでください。

両方の地点を同じ図面に示す

判断材料場所によって変わる点
風と障害物ローターに届く気流が異なる場合があります。
ケーブル経路掘削、横断箇所、接続機器が異なります。
施工アクセス風の良い地点ほど追加のアクセス工事が必要な場合があります。
将来の保守アクセス一度通れた経路でも、大規模保守に使えるとは限りません。

地図上の直線距離ではなく、高低差や立入制限区域を含む実際の経路長を使います。

追加で得られる価値で判断する

追加の有効電力量と、設置費・運用費の増加を比較します。系統への逆潮流に制限があれば、追加発電量の全てが同じ価値を持つわけではありません。環境、土地利用、アクセスの制約を一律の発電損失に置き換えず、そのまま比較に含めます。

有用な成果は、根拠を追える前提条件付きの二地点比較です。「長いケーブルでも常に問題ない」という結論ではありません。MARSTONの機器選定は、優先地点とその電気要件を定めてから進められます。

参考資料

例は説明用です。機種固有の性能、適合性、供給範囲は、適用される資料で確認してください。