小型風力 / 購入前の疑問
構造・土木工事
地盤の支持力が十分でも、風車基礎が不適切となるのはなぜですか?
簡潔な回答
十分な支持力があるということは、想定される破壊機構の一つを満足していることを意味します。風車基礎はその抵抗値を下回る荷重であっても、想定した支持条件を損なうほど変位する可能性があります。そのため、評価では沈下、不等変位、回転の制限をそれぞれ定め、タワーモデルに用いる地盤剛性も確認する必要があります。
強度と変位は異なる問いに答えます
支持力破壊は、荷重を受けるフーチング下の地盤抵抗が失われることに関係します。沈下は、地盤内の応力変化によって生じる変位に関係します。良好な表層はせん断破壊を起こさずにフーチングを支持していても、より深い圧縮性のある層に応力を伝えることがあります。表層の支持力計算が良好に見えても、その深い層が変位を支配する場合があります。
報告された支持圧の推奨値が、せん断抵抗、仮定した許容沈下量、またはその両方のどれで決まるのか確認してください。説明のない圧力値だけでは、この違いを判断できません。
荷重と形状を併せて検討します
調査深度と解釈された地層を、基礎の底面範囲と荷重の影響深さに照らして比較してください。次に、持続的な鉛直荷重と、底面内の圧力分布を移動させる繰返し転倒作用を区別します。中心鉛直荷重による沈下の推定から、偏心荷重時の回転を自動的に予測することはできません。
フーチングを広げると平均圧力を減らせる場合がありますが、影響を受ける圧縮性地盤の体積は大きくなる場合があります。したがって、面積拡大は評価すべき設計上の選択肢であり、すべての変位が比例して減るという証明ではありません。
支持するタワーを基準に判断します
構造の照査担当者は、組み立てたタワーとその接合部で許容できる変位を明確にすべきです。そのうえで地盤の照査担当者が、該当する荷重条件と期間の下で、計画基礎がその基準を満たすか評価します。
総沈下量、不等沈下量または回転の予測、支配的な地層、剛性の不確かさに対する感度を求めてください。変位が支配する場合は、施工数量を確定する前に、基礎形状、地盤改良、または別の支持位置を比較します。MARSTONの風車出力区分によって、地盤の許容変位や基礎設計全体が決まるわけではありません。
参考資料
例は説明用です。機種固有の性能、適合性、供給範囲は、適用される資料で確認してください。