乾季に灌漑需要が集中する場合、風力をどう評価すればよいですか?

小型風力 / 購入前の疑問

用途別の判断

乾季に灌漑需要が集中する場合、風力をどう評価すればよいですか?

簡潔な回答

灌漑の季節と、その同じ期間の風力発電を対応させてください。年間の風況推計が良くても、作物が水を必要とする月に不足する可能性があります。必要水量と揚程を起点に、実際のポンプ運転を電力需要へ換算します。その月の現地風況を使い、無風期間や急ぎの灌水時間帯をカバーする電源構成も含めてください。

灌漑カレンダーを使う

作物の生育段階、灌水できる時間帯、ポンプ運転が遅れた場合の影響を明確にします。通常の日程と異常に乾燥する期間を分けてください。年間平均にすると、需要のない月にもポンプ需要を配分してしまい、エネルギーの一致が実際より容易に見えます。水源の制限や栽培上の要件はプロジェクト担当者が定めるものであり、風車の出力クラスから決まるものではありません。

該当する月の需要を計算する

例として、120日の灌水期に60 m³/日が必要なら、総量は7,200 m³です。該当運転点で測定した電力原単位が0.4 kWh/m³なら、その季節のポンプ電力量は2,880 kWhになります。この仮定を別の揚程、配管、ポンプへ転用してはいけません。時間の一致と変換損失を含め、同じ120日の利用可能な風力電力量と比較します。

不利な連続日を試算する

需要最大期に弱風が数日続くケースを計算します。タンク残量、最大許容延期、代替電源、遅れを取り戻すポンプ能力を示してください。作物の条件に影響せず別の時刻に運転できるなら、その柔軟性を明示して反映します。制御装置がモーターを起動停止できるだけで、すべての灌漑需要が移動可能だと見なしてはいけません。

同じ給水条件で代替案を比較する

風力、太陽光、併用案を、同じ水量、圧力、供給期間、継続性で評価します。必要なときに水を供給するための付帯設備を含めてください。場所によっては日没後の風力が役立ちますが、風況の時間分布による裏付けが必要です。購入判断は季節ごとの給水比較に基づき、残る不足を誰が何で補うか明示して行います。

参考資料

例は説明用です。機種固有の性能、適合性、供給範囲は、適用される資料で確認してください。